地元の木
怒涛の5月が過ぎ
6月は少しペースダウンしよう!
・・と思ってたのに。
5月に出来なかった事々をやってしまわなければと
作業ボリュームは膨らむばかり・・
そんな中、地元の方から嬉しい連絡が♪~
「山の桑の木、切りたいんだけど、いるかい?」

地元の木。
それだけでテンション上がる。
おまけに山桑の木。
即答 「頂きます。」

昔、養蚕が盛んだったこの辺りには、
名残の桑畑は、わりとひっそりと山中にまだ残っているけど、
手を入れていた分、なかなか太い桑はない。
実は一昨年前
地元の山桑、樹齢おそらく60年以上の見たことない程ぶっとい山桑に巡り合えた。
市場にはもはや希少な山桑だけど、あそこまで太かったのは、なお貴重。
そして幸運でしかない。
そしてまた、山桑。
曲がりも強く、そこまでの太さはなかったけど
地元の木、愛さずにはいられない。

地元の方が、材料として使うならと
連絡をくれる。
それが、このうえなく、嬉しい。
アンズの木、山桜、クリ、ナラ・・
地元に、こんなに色んな木があるのだって
そういう環境も、 嬉しい。
でも、ひとつハードルがあって・・
人力で、山から搬出できるかどうかだ。
木を切る事よりも、軽トラに載せられるかどうかが
運命の分かれ道・・。
今回は、無事に載った・・。
後は製材所へ運ぶだけ。
曲がった木は、製材するのも簡単ではないから、嫌がられるけど・・。
「まあ、まあ・・」と言っていつもお願いする。

製材所の帰りは、以前お願いしていた山桜を引き取ってきた。
これも今年の冬、譲って頂いた地元の山桜だ。

こうして地元に育つ木々を大切に
材料としてモノをつくっていけるのは
本当に幸せなことだと思う。
あとは
人々の生活を、「正しく、整える」ことの出来るモノを
つくりだせるよう
そのことだけを考えていきたい。
木って
素晴らしいから。