オーストラリア大陸1991 Ⅲ


何人かのドイツ人と出会った。
ドイツ人は日本人と考え方が似ている。
ママチャリ自転車でひとりオーストラリアを走る女性、エルサ。
欧米人は大きなバイクで一人より二人。
日本人は小さいバイクで二人より一人。
苦労したり、大変だったりすることを喜びとし、敢えてそちら側を選ぶ日本人。
ドイツ人もひとり旅が多いし、自分にTryする事に意味を感じている。
エルサもそんな人だったし、他で出会ったドイツ人もちょっと変わった人が多かった。

色んな出会いが、たくさんの事を教えてくれる。
そんな毎日が続いていた。


人に癒され、海に癒され、
大都市パースでの休息を終えた後。
また、突き動かされるように内陸へと向かった。

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ストックルートと呼ばれる、あるルートを走り抜けた。物凄い、感無量。

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地図はいつも希望をくれ、夢を見させてくれた。

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赤茶けた大地の砂は、粒子が細かく、
なかなか落ちない。
でも、汚れは風格であり、誇りだと。
嬉々として思っていたなぁ。

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ただ走る事のみ、前に進む事のみ考えていた。

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あまりの凄い景色に、何度も止まって、
この景色を味わう。
そう、何度も。

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まわりには誰もいない。そして、何も無い。
凄くて凄くて、嬉しい。ひとりではしゃぐ・・。

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難関箇所。砂が深い。タイヤがとられる・・。

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ここは行きつくところが分かる道。のんびり落ち着いて走りを、景色を味わった。

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内陸部、突如あらわれた小さな町。
ガソリンスタンドとBarだけの・・。

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オパールの町。


オーストラリアは、面白い。
大きな大陸だけに、スキーが出来る所もあれば、灼熱の地平線の世界もある。
ワニがいる熱帯雨林もあれば、
温泉らしきところもある。
そこら辺で、カンガルーのボクシングも普通に見られるし、エミューと一緒に走ることもできる。
美しい海やサンゴ礁。
そしてなにより、フレンドリーな人々。

観光大国だけあって、旅行者もわんさかいて、
本当に色んな人と出会う事ができる。

旅にとって、人との出会いが一番だ。
なくてはならないものだ。
それを支えに皆、自分の旅と向き合う事ができる。

経験した事のない事を経験する。
それが次の世界に向かわせてくれる。

そんな毎日が嬉しくて、有難くて・・。


あと、もうちょっとだけ・・つづく。








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山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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