オーストラリア大陸1991 Ⅱ 

旅は続いて・・

パンとジャムと玉ねぎクリームパスタ。
時々リンゴ。

毎日同じ味のものしか食べない日々。
しかも人に会ってない日々が続いたある時。
出会ったスコットランド人ライダーのジョンが
チョコレートクッキーをくれた。
何気に食べたら、貧しかった味覚が刺激され、体中に電気が走り、感動の渦が巻き起こり、涙が出てきた。
ジョンが笑いながら言った。
「What's wrong ?」
初めての体験。
食べた瞬間、きっと色んな想い、安堵感だとかがごちゃ混ぜになったのだろうなぁ。
甘い味覚に誘われて・・。


乾いた大地の内陸から出ると
こんな景色が待っていた。
オーストラリアの毎日は、全てから解放してくれた。

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インド洋は特に好きだったなぁ。

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何処へいっても自然いっぱい。
何処へでも行きたい。そんな日々。

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バイクは相棒。いつも二人きり。 
SUZUKI DR250S。

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朝食はイチゴジャムとパン。昼も同じ。
夜は玉ねぎ入りのパスタばかり食べていた。
だから、買うものはいつも同じ。
でも、大きな町での買い出しは、見るだけで楽しかった・・。

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どこかの地元スクールの子供達と。
かわいかったなぁ。
他にも出会いはたくさんあって、ひとつひとつが宝物。

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訳あっての夜間走行後の朝。
ライトの光に向かってくるカンガルーなどの動物達にビビりながらの走行だった。

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NEXT8km、牛って・・。

乾いた内陸は、毎日、それは綺麗な夕日と朝日を見せてくれた。
夕日に向いてテントを張り、一日の最後に一瞬本当に叫びのような輝きを放ち沈んでいく太陽を見る。
日が沈む前に、晩飯を済ます。
暗くなったら寝る。そして日が昇る前に起きる。
テントの背後から、まるでファンファーレでも聞こえてきそうな迫力で太陽が昇ってくる。
その輝きは、夕日とは違って叫びではなく喜びのようだった。

毎日がそんな素敵な日々。
もちろん、大きな街では宿に泊まり、色んな国の旅人と知り合い過ごした。

あの頃の僕は、いつもドキドキしていたなぁ。

そのドキドキは、まだまだ続いていった・・

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山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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