Tree House

未完成でも無理やり住み始めてた自宅もまだ完成していなかった頃。
今がギリギリの時かもしれない。
気が付いたら、息子も小学生から中学生へ。
息子とも何か共に、一緒に作り上げたくて。
あんまり大きくなる前に。
物をつくる喜びを感じて欲しくて。
それは全くの一方的な自分の想いだったけれど。
もう二度とない、今という時。
今しかない。
ツリーハウスは、
息子にも楽しんで欲しくて。
やがて子供たちが一人になりたくなった時の避難場所として。
息子を無理やり誘った。
ツリーハウスをつくろうと。
ちょっと前まで見せていた、無邪気な嬉しそうな満面の笑みは、
もう見せてくれなかったけれど。
やだ、とは言わなかったので、始めたツリーハウスづくり。

まずは地味な丸太の皮むきから・・・。
モチベーションが上がらないみたい。
妹も参戦。

プラットフォームをつくる。中1ぐらいの年頃は、難しい・・・。
楽しんでるかなぁ。


時間の出来た時だけの作業だから、なかなか進まなかったが、どうにか形になった。
それでも、息子が言葉少なげでも、黙々とやる姿に、ひとり嬉しかったり。

デッキでは娘たちとも夏休みランチ。


子供達は物凄い速さで成長していく。
あの時まだ、かろうじて男の子だった息子。
今では、その姿形もなにもかも、もうひとりの男に近づいている。
娘達もしかり。
何も競うつもりはないけれど、負けられないなぁ。
負けちゃ、いけないなぁ。
今もツリーハウスを眺めると、まだ幼さが残っていた息子を思い出す。
でも、息子はきっと、前しか見ていないんだろうなぁ。
それで、いいのだけれど。
- 関連記事