合の沢の冬春夏秋(ふゆはるなつあき)


合の沢。
住所でいえば、「字(あざ)」に当たるこの地名。
合の沢地区の住民である僕は、この地名が大好きだ。
アイノサワという、優しい音の響き。

標高1000m程のこの地は、12件ほどの集落になるのだけれど、かつての開拓地で酪農が主流として行われていた。
だから、牧草地があちらこちらにあり、その風景が美しい。

そこに住む人たちも素敵な方々で、年に4回ほど集まってワイワイやる。
畑、田んぼの話から、狩猟の話し、岩魚釣り、きのこ・・・、さすがに達人たち。
いつも驚かされる話ばかり。

この地にやってきて10年以上。
ここいらで、素敵なこの地の四季の景色を紹介したいなぁと。

四季と言えば「春夏秋冬」。
でも、ここは「冬春夏秋」の順でいきたい。
だって・・・
厳しい冬を乗り越えて、春を迎える、あの嬉しさと安心感を感じてもらいたいから。


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標高が高いので、マイナス10度以下は普通にある。(これが意外と気持いい。)
たまにの大雪はあるけど、これでも長野の北部に比べれば雪は少なく、その分寒さは厳しい。
雪がたくさんあったほうが湿度があってあたたかいのだそう。

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雪がわりと降るとこんな感じに・・。

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寒いけど、冬の楽しみもいっぱい。

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短い期間に周りの景色がガラッとかわる。生命が動き出す時期。

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本当にたくさんの虫たちがどこからともなく動き出す。
嬉しそうに。




何もかもが、必死に生命を謳歌しようとしている。
そんなパワーを感じる喧騒。
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夏は、草刈り。草の生命力ってすごい。




短い夏が終わると、やがて短い秋がやってくる。
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木々が葉を落とし始めると、ちょうど田んぼ作業も終わる頃。収穫作業から、冬支度へ。
だから、この時期も実はかなり忙しいんだよなぁ。

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今まで過ごした実感として、「一年は秋に終り、春に始まる」がしっくりくる。
冬は、一年の休憩時間。
振り返ったり、準備したり。
とはいえ、この時期は農作業もないので、一番、家具づくりに集中できる。
だから結局、寒い工房で、日々こうつぶやいている。


「さっ、さぶい・・。」







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Author:ててろう
山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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