合の沢に、秋がやってきた・・
「お盆を過ぎれば、秋風が吹く。」
この辺りではよくそう言うけれど。
6月に入って、遅い梅雨入りを迎えた途端、
梅雨末期のような雨の降り方になり・・
梅雨が明けたかと思うと、
秋風のような空気になり・・
一瞬、夏らしくなったけれど、
お盆を過ぎた頃から、また梅雨のような長雨と豪雨・・
子供の頃に習った「四季」や、
今までの自然が見せてくれていた四季は、もう無いのかな。

それでも、ここ合の沢には、秋はやって来てくれているみたい。

栗の木だって、やることやって準備して。
うちの周りの木々達も、なんとなく物悲しい。
夏は謳歌出来たのだろうか・・。

赤とんぼも山から下りてきて・・

ニラも目一杯の花を咲かせ、来年の準備が始まっている。

こいつは夏前の名残。
ここを出て行ったセミ達は、晴れの日はもちろん、雨の日も・・
雨が叩きつけようが、風が吹き荒れようが、羽を震わせ鳴き続けていた。
俺達には時間が無いんだというように・・。

森はどっしりとしていて、潔い。

花はなんで咲くんだろう・・

このひとは、緑の葉っぱではないことを選択して進化してきたんだなぁ。

ここでひとつ嬉しいことが。
ここの山に越してきた十数年前に植えたキウイが、やっと実をつけた!
とっくにもう駄目なんだろうと思ってたのに・・
「お前も頑張ってたんだな。」って、言ってやったぁ。

うちを見守る、白い鹿。
彼も秋の訪れを感じているのかな。
でもね、
きっと、もう一度くらい、
短~い夏が来るような気がするよ。
昨日、うちはストーブに火を入れたけど・・。
でも、まあ、森のようにどっしりと、構えていこう!
そういえば・・
もうすぐ稲刈り・・・