夏の工芸展2020 in 多津衛民藝館

              夏の工芸展2020チラシ ②

イベントのお知らせです。

今年は、先の読めない、世界中で体験したことがない日々が続いていますが・・

気持ちを前向きに、強く持って、
新型コロナウィルス対策を図りながら
今年も夏の工芸展が企画されています。

開催が許される状況を期待して、準備を始めています!

例年のような気持ちで、お知らせする事が出来ないこの状況ですが、
出来ない事が多い中で出来ることは何なのかと考えつつ、気持ちだけは上を向いて、
無事、皆様をお迎えしての開催を信じていたいと思います。

日程2020年8月9日(日)~8月16日(日) 
10:00~17:00
(初日13:00~/最終日~16:00)
場所:NPO法人多津衛民藝館


開催についてや、詳しい情報は下記、多津衛民藝館のホームページにて更新しております。
是非!ご確認ください。  

      ↓


NPO法人 多津衛民藝館ホームページ


山と木と家具を想う ③無垢の木の家具を想う


自然との共生

エコな社会

持続可能な社会(サスティナブル)

いつの時代もこのような言葉達で語られる

もはや「スローガン」で終わってはならない・・



なんといっても

無垢の木で家具を作れる喜びは

人が、なんとなく心地よく感じられる素材であること
・・・この「なんとなく」が、とっても大事で。

また、やがていつか、その役目を終えたときにも、元の土へと還っていけるということ。

これに尽きる。

クルミ材2

これはクルミの木。
下の輝いているところ。
ここは、かつてこの木が枝を支えていた節の近く。(木の枝というのは、例え細い枝でも結構な重量がある。)

他にも、曲がった幹を支えて物凄い力がかかっていたところには、〝アテ″といってとても綺麗な模様を輝くように見せることがある。

そういうものに出会うと、その木が、「オレ、頑張っていたんだよ!」と訴えているような気がする。

木の力。

ちょっと、感動する・・。

クルミ材

同じ木の裏側。
どちらも、とても愛おしい・・。

木は意図していないだろうが・・
勝手に、木の生き様を感じ、大きな何かを感じる。

そうやって木に向き合うと

木も一生懸命生きて、森の中で、山の中で、役割を果たしていたのだろう、と思う。

山や森で、他の生き物たちとの共生をはかり、何かに(地球に)負担をかけることなく、持続可能な調和と安定を守ってくれている、と思う。


最近頻発する浸水災害。
毎回、水に浸かった家具が、災害ゴミとして積まれるニュースを見るたびに胸が痛む。
これが無垢の木の家具なら、修理が必要でもまた使い続けることも出来るはずなのに・・。
このこと自体は、災害という被害に遭われた人にとっては、想像もつかない状況の中で仕方がないことだとは思う。


もう一度、「生き方」として。

使い捨ての物が果たして共生のサイクルに沿っているのだろうか、とか。
コレは共生のサイクルから外れていないだろうか、とか。
今日の自分は、大事なことは何なのか、忘れてはいないだろうか、とか


無垢の木の家具を通して、木の事はもちろん、山の事、森の事、生きていく糧のこと、
欲張って、出来るだけ多くの事を伝えていきたい、と思う。
もちろん、たくさんの自戒も込めながら。


人も地球上の生き物である以上、共生の中でこそ、生きてこれたはず。
生き物の生きる糧を与えてくれる故郷。

だから、忘れないでいきたい。

人も、自分も出来るだけ
共生というサイクルの中で生きてゆけたら。

たとえ電気を使って暮らしていても。

出来るだけ・・。








山と木と家具を想う ②木を想う


自然との共生

エコな社会

持続可能な社会(サスティナブル)

いつの時代もこのような言葉達で語られる

「スローガン」ではあってはならない・・

広葉樹の森。
広葉樹は、春から秋にかけて枝葉を大きく広げ、雨が地面を打つ前にその葉で受け止め、
雨は枝や幹をつたってやさしく地に降りる。
実際、我が家では、弱い雨なら周りの木々のお陰で、雨音は聞こえていても、しばらく濡れることがなく歩けるぐらい。

そして、優しく雨を受け止めたその地は、
秋に落とした広葉樹の葉が積もり、腐ってを繰り返し、たくさんの微生物が生きる、養分たっぷりで
保水力抜群のフカフカの地。

DSC_0007.jpg

針葉樹に比べ地中に深く広く根を張る広葉樹は、しっかりと大地を掴む。雨がフカフカの土に染み込み、たっぷりの養分を含みながら、また浄化されながら地下水となり、やがて清水となって川へと流れ出るまでそのしっかりとした根で山を守ってる。
川に流れた清水は幾多の地を流れながら、人の飲水となり、田畑を潤し、やがて海に注ぐ。
そして海に注いでなお、山から運んだ豊富な養分で海をも潤す。

みんな繋がっている。
都会のタワーマンションの最上階に住む人だって、遠い山の地と繋がっている。
山の中で生きる人だって、遠い海で漁をする人と繋がっている。

水は高いところから低いところへ流れる。

高いところが変われば、当然低いところだって変わる。

だから是非、

低いところからも高いところを見ていてほしい。

高いところからも低いところを見ていなければいけない。

もちろんこれは、水だけの話では、当然なくて。


広葉樹の森の中では、植物・虫・鳥・動物が、ほんとに多様な生き物が育ままれ、それぞれがぞれぞれに関わり共生している。

食物連鎖も当然あるけれど、それがあるからこその共生が成り立つわけで・・。

多くの生き物は、海からやってきた
・・と習ったけど。

海よりも陸のほうがより良いと選択した生き物がいたんだろう。

まさに森は、もう一つの、生き物の故郷かもしれないね。

DSC_0006.jpg

生き物が生きる糧。

おいしいと感じる、きれいな水。

おいしいと感じる、濃い酸素。

それらを作り出すのは、木。

また、

人が生きる糧があるのも山や森。

人が、たくさんの生き物たちの共生の輪に加わって生きていくことは、

・・・出来ているのだろうか。

山や木に、人が見放されることは

ないのだろうか・・・。

そうなってしまったら、嫌だなぁ・・。





③へつづく・・・











プロフィール

ててろう

Author:ててろう
山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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