卵かけ・・ごはんの話


この前、家で飼っているニワトリの話を記した。
今日は、それにまつわる、『卵かけごはん』の、他愛ない話・・。

子供の頃、卵かけごはんはめったに食べられない、特別なご馳走だった。
僕の母が、消化が悪い、と食べさせてくれなかったから。
でも、年に2、3度行った祖父の家では、よく食べさせてくれたことを覚えている。

卵2

大人になって、自由に卵かけごはんを食べられるようになったけれど、面白いことに、子供の頃の特別感はいつまでも消えない。
変わらず、やっぱり、ご馳走だ。

でも、家でニワトリを飼い始めて、ひとつ発見したことがある。

食べる時の、まぜ方だ。
きっと、そんなこと・・?と、鼻で笑う人も多いかと思う。

今までは、念願の卵かけごはんを味わう時、ごはんとたまごの量のちょうど良い割合に気をつけ、よくよくかき混ぜて食べていた。

卵かけご飯

でも、家で産んでくれる卵は、白身が特にほぐれてくれない。
均等に黄身と白身とごはんがなかなか混ざってくれないのだ。

だから、何気にさっと簡単に黄身を崩して醤油をたらして、食べてみたら・・・、うまいっ!
醤油もあまり、白身となじまないので、食べる一口、一口がみんな違う。
黄身の甘みの強い一口。
白身のトロッとした食感の強い一口。
卵とあまり馴染んでない、醤油がちの一口。
お茶碗一杯で、こんなに色々味わえるなんて…。

なんと、贅沢な。と、思ってしまった。
今まで、この事を知らなかったことは、何も悔いてはいない。

でも、もうやめられない。

ただ、それだけの話。

そんな事、知ってた。当たり前でしょという方々、ごめんなさい!

ただ、ただ、卵、万歳!ニワトリ、ありがとう!・・・なのです!






ニワトリとたまごの話



産みたてのたまごっていう言葉の響き。

ふわっと、無条件に、いいなぁという感覚に包まれる。
うまいんだろうなぁ。

そう思って、ニワトリ小屋を作り始めて、完成したのが3年前。
さっそくヒナを探して、育て始めた。「もみじ」という日本種。

生まれてから、半年ぐらいはたまごを産まないという。
でも、かわいかった。
慣れてくると、足をつっつく。ひたすらつっつく。いつまでもやめない。

結構痛いので、ヤメロという。
やめない。
そんなんで、半年が過ぎた。

鶏181

今か今かと、毎日覗いた産卵箱に突如現れた。誰かか、そこに置いたように、たまごが、あった。
ひとつだけ。驚いた。
そして、とても感激した。

しばらくは、食べることが出来なくて、我が家で保管。
二つ目のたまごは、なんと、うづらのたまご大の、小さいものだった。
ニワトリ達は、一生懸命、産むために訓練をしているのだなぁと、生命の凄さを感じた。

卵1

生き物を飼うって大変だろうなとは思っていた。

エサは、発酵させた米ぬかとくず米、魚粉にカキ殻、それとその辺の草。
これらの確保が結構大変。

くず米といっても、その年間消費量は、なんと我が家五人のお米消費量より、多い!
これには、おののいた。何度も計算をしてみたが、間違いない・・・。
どうしよう・・・。

鶏162

左が、買ってきた卵。右がお米を食べている家のニワトリの卵。
お米で育てると、鮮やかな黄色の黄身になる。

鶏161

ニワトリのお庭。
一面草に覆われたお庭も、ニワトリ達の終わりのない、つっつきに、みるみるはげっつるにされてしまう。
本当に、一日中、草をつっつき、土をけってかきまわし、つっつく。その繰り返し。
まるで、洗脳されているかのよう・・・。

でも、元気が一番!

まだ、ヒナの頃、子供たちが名前をつけていたけれど、もはや見分けがつくのは一羽だけ。
でも、みんなそれぞれ性格があって、物おじしない奴、控え目な奴、唯我独尊な奴・・・。
みんな、なんだか可愛い。

今、我が家で消費するだけでなく、ご近所一軒にお譲りできるぐらいたまごを産んでくれる。

殻が、割るのに苦労するぐらい、固い。
たくましいなぁ、ニワトリ達よ!

今日も元気に、つっつけ!つっつけ!




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夏の民芸展2018、無事終了しました!


長野県佐久市望月にある、多津衛民藝館。

はじめて、参加させていただいた様々な分野の作家さん達との民芸展。
それぞれ、本当に素晴らしい作品ばかり。
その創作過程の姿を想像するだけで、作品が何かを語ってくる。そんな気がした。


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初めてだったので、どんな様子か想像がつかないまま始まった民芸展だったが、本当に沢山の方の来場があり、正直驚いたぐらい。
目の肥えている方が多く、とても勉強になり、また他の先輩作家の方々から、色々な教えも頂き、かけがえのない一週間だった。

モノを創る。その礎になる自分。その自分の育て方。

そんなことも教えて頂いた。


最終日には、お世話になった民芸館のスタッフの方々と、作家の方々と、和気あいあいの夕食会があり、これまた楽しく、本当にうれしい一週間を送ったんだなぁとしみじみ感じている。

ご来場いただいた皆様、スタッフの方々も本当にありがとうございました!

ミニミニ積み木、気に入って買ってくださった時は、嬉しかった!
ケヤキでつくった小枝の物掛け、Tさん、普通にたくさんモノを引っ掛けて使ってください!

ありがとうございました!








やっと、やっとホームページ開設しました!



なんでもやりたがりの性格が災いして、別に詳しくないのに自分のホームページは自分でつくりたいなどと考えたのがいつだったのか。
思い出せない。

やれば、できるんだ。いつものようにそう自分にいいきかせて、やっと取り掛かったけど、最初は頭の中はまとまりつかず、ぐっちゃぐちゃで、全然絵が見えてこない・・・。

でも、気がついた。全然絵が見えてこないことにつまづくってことは・・、絵が見えてさえくれば大丈夫ってこと!
今まで、こんな事たくさんあったなぁと思ったら大分落ち着いてきて、その後はゆっくりではあったけれど、前に進むことができた。それでも作業ボリュームはたいしたもので、後は時間との戦いだった。

ここ数年、ほぼおひさまの動きに連動していた超早寝早起き生活が、超遅寝早起きに一変(でもないか・・?)。
今まであんまり、こんなに長時間椅子に座ってることもなかったので、しんどいなぁなどと思いつつ、でも出来上がりの絵が段々鮮明に見えてくると、ついつい止められず・・・。
仕事中にあくびが出るようになったとき、これはまずい・・とちょっとペースを落としたり。
まぁ、とにかくここまで来るのには相当時間を要した、という話。

時間もそうだけど、技術的に妥協せざるを得ないところもたくさんあったけど、でもどうにか形になったという達成感はあった。
この達成感が、また次の何かに挑戦させてくれる原動力になるんだよなぁ。

なにはともあれ、ホームページを作った以上、みんなに見てもらいたい、のは間違いない。
どうぞ、ぜひご覧になってください。恐らく、長い年月をかけて今後も修正、発展をつづけて参ります。

よろしくお願いします! ↓↓↓↓

HPアドレス
https://tetero-kagu.jimdofree.com/















夏の工芸展 2018 はじまりました!

夏本番の高い空のもと、多津衛民芸館での 『夏の工芸展 2018 』 がはじまりました。

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他の作家さんたちと、和気あいあいの談笑の中で作品の搬入が進み、汗だくになりながら無事準備が整いました。
これ、本当に目を見張るほど、素晴らしい作品たちが並んでいます。
これらの作品が、生みださられるまでの工程を想像しながら眺めると、身が引き締まる思いがします。

上の写真の奥に立てかけてあるのは、桐でつくられた「琴」です。見せていただくと、その技術、出来栄えのきれいな事、驚きです。


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紬、です。間近でみると、その仕事の素晴らしさ、大変さが伝わってきます。
本当に綺麗です。



自分も、がんばろ~って思いました。

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初日だけで、こんなにたくさんの方々にお会いできて、これから一週間が楽しみです。

外では石窯ピザを焼いてくれたり、中では素敵なランチメニューもあり、欲張って両方いただきましたが、おいしかった!
そこで出会った方たちとの話に花が咲き、いつにない優雅なランチタイムがもてました。

こんなランチタイム、毎日続いたらなぁなどと思ってしまいました!(妄想だけなら自由ですよね!)

相変わらず暑い日が続きますが、一週間よろしくお願いします!



プロフィール

ててろう

Author:ててろう
山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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