草とともに・・夏

毎年、5月から9月ぐらいまで・・
月1ペースで、続く草刈り・・

緑に満たされるのはいいのだけどね。

敷地内、敷地に面した道路、
田んぼの畔、畑、管理を委託されてる別荘・・

「やらなきゃ。」と思っているとしんどい時もあるけれど・・
草刈りって、はじめると意外といつも気持ちいい。

草刈り機の騒音に包まれ、単純作業に没頭する・・
凄い集中する、だから頭の中はスッキリ、気持ちがいい・・
そして見た目の景色は一変し、達成感・・。

草刈り

そんな草刈りを、もう何年も繰り返してきたけど
いつも感じる事があって・・

なんといっても・・草の、その「再生力」の凄さ・・
何度刈られても、ひるまず淡々と、そして驚くほどの早さで再生してくる・・

人間にはないこの能力。

人間にもこの再生力が備わっていたら
あんなことや
こんなことも・・などと妄想している草刈り中・・

田植え

5月に田植えをした田んぼでも
草の再生力と対峙するわけで・・

稲の再生力や逞しさは大歓迎。
でも稲でない草は、出来ればやめてほしい・・
ホントに、勝手なこと言うようだけど・・

草取り

稲の周りの草たちは、出来れば居ないでほしい。
最低、2回、この草達を取ってまわるのだけど・・
抜いてもそのまま水に浮かべておくと、逞しく生き続ける草たち。

その逞しさに、時に草たちの意志さえ感じる・・

多種多様な草たちが
季節の巡りの中で順番に
自分の出番を待っていて、

そんなのを見ると
草もまた草たちの中でも共生しているんだなと。

かえる

もちろん、草たちだけでなく、こんな関係もあって・・
人も・・、草とこんな関係であり続けたいね!

自然の仕組みに改めて・・

敬服だ。




それでも少しは、畑仕事

そろそろ
じゃがいも、掘らなくちゃ・・

夏の間、たまに草を刈りに行くのが精いっぱいの畑・・
ネギの土寄せだけどうにかやってるけど・・

ミョウガ

ミョウガは毎年勝手に生えてくるし、なんも手がかからない。

じゃが1

それでも、じゃがいもは掘らなくちゃ・・

じゃが4

手がかからないミョウガは、勝手に毎年陣地を拡張して・・
じゃがいもの畝も飲み込んだ・・

掘ったとこには、ミョウガの赤ちゃん・・

じゃが2

六月初旬、大豆を蒔いたとき・・
どこの畝をいじっても、ミミズがわんさか・・
ことしも畑は調子がいいみたい・・

ミミズ

地べたにひざまづき、土をいじる時間は癒される・・

汗だくになりながらも
土の匂いを嗅いで・・
こんなにも気持ちがいいのは
人が、やっぱり自然の一部であるってこと・・

それも、ほんの、一部であること・・

自然がなければ
生きられないでしょ、人間って・・

だから・・

ねぇ・・








久しぶりの味噌づくり


毎回思うけど、

これ、これだけで美味そう・・

・・ではないでしょうか。

味噌2

これは、マロン・・ではなく大豆。

一昨年とその前年、
畑の大豆は、すべて鹿に食べられてしまったけど・・・
(鹿さん、美味しかったのなら感無量です。)

昨年は鹿にあげないで、久しぶりの味噌づくりにこぎつけた・・♪

味噌

自家米蒸して、米麹づくりから・・
久しぶりだけど、適当に・・

味噌1

前は子供たちも楽しそうに一緒にやったのに・・
今やもう、いいそうで・・、ゆっくり寝るほうが大事だそうで・・

お陰で、段取りスムーズ! はかどる! はかどる(笑)!

味噌3

つぶして、潰して、ひたすらツブシテ・・

味噌4

塩と米麹も混ぜ込んで・・

味噌5

はい、出来た。

人として出来るのはここまでで・・

後は、麹菌のお力で・・

味噌0

すべては大豆のお陰。
大豆のゆで汁は、それだけで甘いスープみたいでね。
とっても、美味しい。

畑に
春に大豆を蒔いたら、
秋に収穫。

そしたらまた味噌

このループ、素敵だなぁ。



今年もやっと、脱穀が終わりました!


2020年11月3日 8:28am。
最後の米袋に封をし、今年の脱穀作業が終了した・・。

田植えに1日。
稲刈りとハゼ掛けに2日。
そして脱穀はほぼ3日。

そう、脱穀作業が一番の作業ボリューム。

1年目こそ、手植えで田植えをし、稲刈りも手で刈り、結びまでやったものの、その後は田植え機、稲刈り機のお世話になってきた。
だけど、脱穀だけは昔ながらの足踏み脱穀機、唐箕(とうみ)で変わらずやってきて、今年で9年目。

脱穀

途中で、足踏み脱穀機にはモーターを取り付け、唐箕には古い扇風機を取り付けたものの、やる作業ボリュームはそう変わらない。

実は、意地になってやっている。

いろんな便利だらけの世の中で、せめてこの作業を自分の身体を使って、延々と、淡々とやることが、「自分がわざわざお米を作る意味」である、と思って・・信じて・・。

脱穀1

学生時代、ガテン系のバイトでは、
まだかろうじて、銀行振込ではなく、現金でお給料をもらえた記憶があって、それがたった数枚の紙幣でも、その重みや現実感を感じ、嬉しかったし、達成感も得られた記憶がある。

この脱穀作業は、それを思い起こさせるんだよなぁ・・。

給料袋がいっぱい膨らんでいる様に、見える♪。
今年やったのが、これか、とその存在で教えてくれる。


脱穀3

脱穀したお米の山には、ワラくずやらがまだ沢山混じっているので、この唐箕でそれをより分けていくんだけど・・、
いつも思っているのは「やっていれば、いつか終わりはやって来る!」

少しづつ、少しづつ・・。

脱穀2

その唐箕だって万能ではないからね、頑張ってくれてるけど・・。
とりきれないクズは、こうしてふるいにかけてすこしづつ・・、やっぱり最後は手なんですね。

そうして迎えた11月3日の8:28am。
深い感慨と安堵とともに迎えた訳で・・。

深い感慨と安堵は、やがて達成感と大きな開放感へと変わるのでした。

めでたし、めでたし。

あとは、食べるだけっ!





稲を刈り、運び、干す!


台風の発生のニュース。
毎年僕の背中を押してくれる。

今年も無事に、稲刈りが出来た・・、感謝だなぁ。

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見て、このやる気満々な姿。
頼もしい、本当に。
でもこれ、お腹が減って停車中・・・
ごはん、あげなきゃ。

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うちは、家で脱穀をするので、自宅の方へ稲を運んでハゼ掛け。
雨が降り始めたけど、どうにか終わった・・。
改めて、感謝だ。出来たことに・・。


思えば3月、
種まきの準備を始めて、4月に種をまき・・、

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芽が出て・・、

イネ苗

狭い箱の中でこんなんなって・・、

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広々とした田んぼに放たれて・・、

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風に吹かれ、雨に打たれ、虫にやられ・・、

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それがこんなになっていく・・。
(うちの田んぼは手前と、一つ向こうの田んぼ2枚)

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途中、こんな景色も見せてくれたりして・・、

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彼に、年にたった一回の活躍の時が、来た。
今年の機嫌はどうかと、毎年ドキドキ・・。

ta3.jpg

今年はご機嫌~♪
仕事はさっさと終えました・・。

ta1.jpg


「あとはお前の仕事だぞ。」

そう、これからこれを運ばなきゃ・・

「やる気」と「気の重さ」が交差して・・

そして台風のニュースが背中を押してくれる。


これが今年の変わらないうちの田んぼの物語。

三度目の、感謝です。





プロフィール

ててろう

Author:ててろう
山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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