愛しき秋の ひととき


たしか数年前にも
同じタイミングで、同じ事を書いているかもと・・思うんだけど

だって仕方がないよなぁ
この時期がホントに、好きなんだから・・

あき23

木々が一年の活発な活動を終え
冬を越すための準備に入る

なんとも言えないこの色彩・・

あき231

やがて秋の木枯らしが・・
おきまりの強い風をもって
真っ青な空を背景に
木々の葉を
赤や黄色の鮮やかな葉っぱ達を
吹き払っていく

そこに身を置いている自分は
まるで芝居舞台に舞う、紙吹雪の中にいるようだ

あき232

葉を落とした後
風は去り
静寂だけが残る

そこに身を置いている自分は
我に返る・・
今年もちゃんと
やってこれたかな・・

KIMG0021.jpg

足下には
落ち葉の絨毯

愛しい秋の、ひととき

もうすぐ
雪が降る

冬が来る

そうで、あって欲しい・・な




ブナの森 


そう遠くない、昭和の初期の戦前辺りまで
まだあちこちで身近に広がっていたというブナの木の森

森で暮らす生き物たちと同じように
ヒトが森から生きる糧を得て暮らしていた時代
世界の多くを緑で覆っていたというブナの森

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森は
あらゆる生き物、ヒトも、そして海に生きる魚たちにとっても
一日を生きる糧を得る事が出来る唯一無二なもの

そんなの学校で習ったっけ・・
そんな話は聞いたことがあるかもしれないけど・・
そんな重みを習った記憶は、ないな・・

モノの価値や生きる為の価値の基準を
お金を通して見るようになってから
「そんな重みは知らないよ」とばかりに・・
世界中であっという間になくなっていったブナの森

世界でも稀有なまとまったブナの森・白神山地
いまや、「世界遺産」を盾として守られている、原始から続く森の姿

それを見たくって
それを感じてみたくって

行ってきたよ

sirakami5.jpg

そもそも、かつては当たり前にあった普通(だった)の森
でもね、ブナの森って、、何百年とかけて、成熟し落ち着いた環境を整えた森で・・

普段、たくさんの生き物たちの鳴き声、その姿さえ身近に感じる中で生活してるのに
そこに至る過程の森しか知らないから、まさに未知の森・・

極相林

sirakami6.jpg

なんだろう・・

まろやかな感じ・・
研ぎ澄まされた・・
静けさと安定感・・

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ブナが、ブナの、その森の時間の中で
その命を繋ぐために、ただその為だけに
今があるんだよ、といってるようで・・

sirakami4.jpg

自分が天寿を全うして、その身を倒してからも、実はまだまだ役割があって・・
そしてその周りに生きるあらゆる生き物が絡み絡まりあって、生き、繋ぎ・・

まさに〝ともにいきる″
それ以外の表現が見つからない・・

sirakami8.jpg

ブナの足元・・
そのブナと絡み絡まって生きる無数の生き物たちが
綿々と命を繋ぎながら生きている証があって・・
水を貯え、水を整え、遠くに生きる生き物たちの糧となり、繋がっているんだなぁ・・
分かったような気にもなれない程の奥行きの深さも感じられるから
頭も追いつかいないけれど・・

ただただ、素晴らしい、は間違いないね・・

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あの場に身を置くことでしか感じられない・・
生命力、厳かさ、ブラックホール並みの奥深さ、あたたかさ・・
いやいややっぱり言葉では表現できないかな・・

sirakami1.jpg

・・森だけではない
太刀打ちできるはずもないこの全てに
分をわきまえて、生きればいいのにね・・

sirakami10.jpg

それらを、ちょっとだけ遠くから・・
ずっ~と、見てきたんだねぇ・・

すごいねぇ・・

かなわない、よねぇ・・





たくさんの「ヤバい」日々・・

「ヤバッ」
「うまっ」

いつの時代も
若者を中心に生み出される
目新しい言葉・・

言葉の乱れって
いつの時代も懸念されてきたけど・・

言葉は生き物、変わっていい
その根幹がしっかりしていれば

なんて思っていたけど・・

言葉1

「根幹」とは私たち・・
ひと、、ひとつの生き物としての人、人間・・

かつて、鉄の女、といわれたイギリスの元首相、マーガレット・サッチャー
彼女は言う

気を付けよう
自分の考えが、言葉になる
言葉に気を付けよう
それは行動になる
行動に気を付けよう
それは習慣になる
習慣に気を付けよう
それは自分の人格になる
人格に気を付けよう
それは自分の運命になる

「考え」が人間をつくるのだ

と。

言葉

いまや
テレビの中の
言葉を唯一の武器にする、したり顔の人達さえもが
「ヤバい」の連発・・

彼らにとって言葉とは
料理人に例えるなら
包丁と同じではないのかなぁ・・

切れない包丁で、どうして人を感動させられる料理を作れるだろうか・・

脳を、心を、揺さぶられ
本当に感動したときに人は
「ヤバッ!」なんて言う言葉が出てくるだろうか・・

言葉4

そんな世界に僕らは
いま生きている、のかな・・
そんな世界で生きていきたいのかな・・

人間の五感って、そんなもんなのかなぁ

マーガレット・サッチャーの言葉を借りれば・・
つまりは自分の運命は自分でつくれるってこと

集団をつくることを唯一の生きる術とする人間として
その集団をつくる個々の人間が強く逞しく、そして賢くなること

人間の五感って・・
そのために進化してきたんだろうって思いたい・・

「ヤバッ」という人の顔は
何だかとっても・・

窮屈そうに見えるんだよなぁ・・

言葉2

山で気持ちよさそうに
さえずる鳥たちの様々な鳴き声は
よく聞くと、状況に応じてさえずり方を変えた
まさに、生き死にを懸けた、鳥たちの生きるための大切な情報伝達
コミュニケーションなんだそう

それがもし

「ヤバッ」の連発になったら・・


ヤバイよね・・

本当に。












この地で、生きる


少年の頃、
ドラえもんを読みながら思い描いていた近未来・・

あの頃はまだ
将来の自分の姿など想像すら出来なかったけど・・

2023年!

思えば遠くへ来たもんだ・・

aki7.jpg


この地に来て、
15年。

冬

同じ場所で・・

初春

こんなにも違う体験が出来るなんて・・

夏

身体で、感じる事

身体が喜んでいる

今年もそんな一年でありますように・・

皆さんにも、良き一年でありますように・・


どうぞ、

今年もよろしくお願いします。




冬の前の、しばしの穏やかな日々…


楽しく、賑やかだった各種イベントも終わり

田んぼや畑の収穫もひと段落つき…

季節は
ほんの短い間の
とても穏やかな日々を迎えている。

はっぱ5

カサカサ‥
カサカサ‥

はっぱ4

木々が、厳しい冬に向けて葉を落とす・・
穏やかに・・

時折吹く、優しい風に・・
カサカサ・・と

赤や黄色の葉っぱが舞い落ちる様は
ホントに穏やかで、潔くて…

はっぱ3

毎年思うけど・・
葉を落とす前の木々が放つ、赤や黄色の輝きは
「ぼくらは決して、冬に閉じこもるんじゃないよ!」
そんなやる気、気迫、迫力をも

感じるんだよなぁ・・

はっぱ2

そんな風に見ていると
葉を落とし切った木々は
来るべく冬に挑む覚悟を整え

凛として、なんだかかっこいい・・

はっぱ1

人の顔ぐらいの大きなホウノキの葉っぱも
綺麗な黄色だ

はっぱ

みんなしっかり準備して
すぐにやってくる、気温の寒暖差が生む強風を待っている…
一気に葉を落としてくれるその風を。

やっぱり何事も、
・・・段取り八分だなぁ(笑)

さあ、僕らも今、成すべきことを

・・やっていこうか♪










プロフィール

ててろう

Author:ててろう
山の生活を楽しみたい。
薪割り、草刈り、鳥の声・・。
やることは山ほどあって、生きるって忙しいんだって、そんな当たり前の事を知りました。

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